おはようございます。倫子(ともこ)です。

昨日も少し書きましたが、
5月17日から一昨日までに5頭の子牛が生まれました。
本当は6頭のはずでした。
残念ながら1頭死産だったんです。

一昨日出産した「れんげ」
予定日は今月25日のはずなのに、
朝のエサやりで食欲があまりなく、
「あれ?」と思ってお腹をさすりに近寄りました。

もしかしたら分娩が近いのかな?と思ったのですが、
我が家で予定日より早く生まれることは希で、
11日も早いし、気のせいだと思ってれんげから離れました。

すると、それなりの勢いで頭突いてきました。
本気だったら飛ばされてしまうので
多少手加減してくれた感じ。

それでも、「イライラしてるからお腹が張るのかも」くらいにしか思いませんでした。

2時間後、
家に戻って子供たちにご飯を食べさせたりした後に、
まだ牛舎仕事していた稲馬から電話があって
「胎盤みたいなのが先に出てきたから獣医さん呼んだ」と言われました。

外仕事から帰ってきたお母さんと入れ替わって牛舎に行ったのは、
電話から15分後のことでした。
稲馬は違う仕事をしていて、れんげのそばから離れていました。
私が近づいてみると
膜に包まれた赤ちゃんが母牛の足元に落ちていました。

私は死産に立ち会ったことは
思い出せないくらい過去にあったような気がする…という程度です。
でも、遠目に見てすぐ死んでいるとわかりました。

直後に獣医さんが来てくれて、
この感じだとお腹の中にいるときに死んでしまっていたかも、ということでした。

私が気になったのは子牛が瞼を閉じていて、
目の部分が陥没していたこと。
目を開いて生まれてくることがほとんどで、
死んでいるからといってこんなに目を閉じているものなのかな?という印象でした。
しかも眼球の丸みがなくて、
もしかしたらうまく成長で来ていなかったのかもしれないと
獣医さんとも話していました。

残念だったね…という感じで、
他の繁殖牛の妊娠鑑定をしてもらっていたとき、
なんだか、れんげの様子が気になりました。

死んで生まれてしまった子牛は、れんげのそばから離してしまったのに
どうしてそんなに騒がないんだろう?と気になりました。
普通、母牛は子牛を引き離すとウロウロオロオロして鳴くのに、
そういう感じではありませんでした。

「死んでいることをもう受け入れてるのかな?」なんて思いながら見ていたら
れんげのお尻の方に小さい蹄が見えました。

「あ!もう1頭いる!!」と思わず叫んでしまって、
獣医さんもすぐに分娩介助してくれて
あっという間に生まれてきたもう1頭。

「生きてる?」「生きてる!」
「頭起こした?」「起こした!」

あー生きてるーー…

こんな出産初めて。

こうして生まれた子牛。小さな男の子です。
5月17日に生まれた子牛が隣りから顔を出して見つめています。
もう1頭の分まで、元気に育ちますように。

昨日は牧草運び。
ロール8個も乗せて町中を走りたくないよー
と思いながらこの写真を撮ったのですが、
違う人に運んでもらっちゃいました。
ありがとうございます!森谷さん。

今日も運ぶ予定だったのに、今朝は雨が降りました。
場所によって天気が違うのですが
この雨はさすがに草地にも降っていそう。

果たして、今日の仕事は?