牛と生きると決めました! 家族みんなで米沢牛を育てています。

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約26か月齢

約26か月齢

26か月HP26か月齢

食い止まりが起きないように

この頃になると牛の体重はかなり増えます。
だんだん食べられる量が下がってくるものもいます。
その日の体調が悪いのか、何か病気なのか、体がこれ以上食べられないのか。
原因を見極めることが大切です。

食い止まりというのは牛が毎回エサを少し残すような状態になることです。
牛の体が充分エサを食べてきて、これ以上食べられないような感じだと思います。
大学では食い止まってから出荷と習いましたが、
実際は食い止まることなく食べ続けた牛の方が
米沢牛として立派なことが多いように思います。

食い止まりは子牛のときの消化器官の発達が関係しているようなので
この時期になってから対処できる方法は限られていますが
しっかり食べられるようにブラシをかけたりビタミン剤を補給するなど
できることを行います。

牛肉の味を考えたエサに

この時期から加熱発酵させた大豆と米ぬかをさらに増やします。
これらのエサは牛肉の脂肪の質や赤身の甘みを向上させるそうです。
人の健康状態は半年前に食べた物が影響するなどと言われますが
牛の体全体にエサが反映されるのもある程度時間が必要だと思います。
6か月から8か月ほどの期間をかけて最後の調整です。

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