おはようございます。米沢牛いとう牧場の伊藤倫子(ともこ)です。

しばらくブログを書かない日が続きました。
その間に、
田んぼがどんどん進んで田植えが終わり、
牧草刈りが始まりました。

それなのに、雨。雨。雨。
今もザーザー降っています。

このままだと今日は絶対無理。
明日も無理だろうな。
日中とても晴れたら日曜日にできるのだろうか…

毎年4月後半から6月初めころまで
とにかく慌ただしく毎日が過ぎます。
田植えの時期は「忙しいでしょう?」と気遣われることが多いのですが、
その時期に牛のことを最小限しかやっていないので
牛舎は汚くなるし、
牛は冬毛がまだ体に残っていたりすると痒そうだし、
出産の牛が入れば出産より早く余裕を持って1頭の部屋に移動させたり、
暑さ対策に遮光幕を張ってみたり…

やりたい仕事がたまりまくっている状態になります。
大量の苗箱が洗われるのを待っているのも気が重い…

それでブログを書く気分になれなかったといいますか、
ブログをもっと簡単に更新する方法がある気がする。

私はなぜブログを書くのだろう…と、ときどき思います。
やめてしまえ!と思うことがよくあります。
でも…
自分が自分の知っていることや気持ちを伝えようと思わなければ、
自分に関わる人たちも伝えてくれなくなると思っていて、
伝え合おうとする気持ちは分かり合おうという気持ちにつながると思うから、
伝えられるチャンスは大切にしたいと思っています。

「生産現場を知らないくせに」という人がいるけれど、
生産現場を知ってもらおうとその人が努力しているのかがとても大事だと思うのです。
うまく言えなくても、
上手に文章でまとめられなくても、
伝えようとしなければ何も始まらないから。

だからやっぱりブログを書こうと思うわけです。

私は正直に言って、
牛肉以上に牛が好きです。
牛が好きじゃなくても美味しい牛肉になる牛を育てることはできるのかもしれませんが、
牛のことが好きな人が育てる牛は違うと思います。

ということも、ブログだと言えるから楽しいです。

さて、
昨日は「るんるん」が男の子を生みました。

生まれてすぐの写真です。
るんるんは2産目の若い母親のせいか、
子牛を舐めるのが上手ではありませんでした。

もっと写真を撮りたかったけれど、
子牛は濡れた状態が長いと体が冷えるので
子牛の体にふすまをかけたり、
私もタオルで拭いたりしました。

実は、午前中にショックなことが判明していました。
出産予定日を迎えた別の牛が妊娠していなかったのです。
しかも諒太郎という血統の子の予定で
女の子だったら繁殖牛として育てようと思っていたのでした。

おっぱいが張ってこないのでおかしいと思い、
獣医さんに何となく話したところからの発覚。
ここまで気付かなかったのは初めてです。

繁殖牛は子牛を産んで、
その子牛が子牛市場で売られたり、牛肉となることで収益を出します。
妊娠していない期間が長いほど
家畜としては赤字となるわけです。

いろんな意味でショックが大きい。
改めて、
無事に子牛が生まれるということは本当にありがたいことだな、としみじみ。

我が家で生まれた「りょねざわびじん」は、
田植えの前に立派な米沢牛になってくれました。

田んぼは静かに緑に染まっています。

さあ、今日も牛舎に行こう!