マス
牛の部屋
我が家の牛舎では基本的に牛はつながれていません。
囲われた中を自由に動くことができます。
その囲まれた牛のいるところをマスと呼びます。
牛舎の形はさまざま
牛舎の形は一つに決まっていません。
この辺りでは我が家と同じように
マスで区切って飼育しているところをよく見かけますが
1頭ずつ繋いで飼うところもあります。
乳牛では数が少ないと繋ぎ牛舎が多いように思います。
自由に牛が歩ける牛舎として
フリーストール牛舎やフリーバーン牛舎などありますが、
この辺りの和牛ではこれらの牛舎を使っていません。
マス飼いと繋ぎ飼い
マス飼いの牛舎と繋ぎの牛舎では
牛1頭あたりのスペースが違います。
マス飼いの方がスペースを取るし、
2頭以上で飼う場合は角で突きあうなどして、
枝肉にしてみたときに食べられない部分が出てしまうリスクがあります。
理想を言えば、
10か月過ぎた肥育が始まる頃から
マスで1頭飼いするのが良いのでしょうけれど、
経営面を考えると難しいところでもあります。
我が家では3棟の牛舎のうち
2棟は肥育後半に1頭でマス飼いをするようにしており、
もう1棟は2頭でマス飼いしています。