牛と生きると決めました! 家族みんなで米沢牛を育てています。

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放牧場に預託する

放牧場へ

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吾妻山麓放牧場へ預ける

米沢市の繁殖農家の多くは吾妻山麓放牧場を利用しています。
放牧場の利用できる期間は5月下旬から10月下旬まで。
米沢は雪国なので冬の間利用できません。

放牧することでのメリットとデメリットがあるので
必ずしも放牧するわけではありません。
我が家では妊娠している牛は預けています。

放牧のメリット

放牧すると牛は充分に運動することができます。
また、放牧場の草を好きなだけ食べることになります。

豊富な運動量と常に満足して食べられることは
ストレスの軽減や肥満対策になります。
牛の健康に大変良いと考えられることが一番のメリットです。

飼育管理している人間側のメリットは
牛舎で飼育しているとエサを与えたり排泄物の掃除という作業がありますが
その負担がなくなることです。

放牧のデメリット

我が家の場合、放牧でのデメリットは
吾妻山麓放牧場を利用するための料金が発生するところです。

また稀ではありますが流産があり、
牛舎で管理しているよりも放牧場に預ける方が発見が遅れる場合があります。

吾妻山麓放牧場にいる間は人工授精をすることが困難です。
広い放牧地で牛をつかまえるのは場所も限られるし
人数がいないと容易ではありません。
なので、預けられているのは妊娠している牛がほとんどになります。

放牧場関連の仕事

放牧場に預ける前の準備

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4月に放牧させる予定の牛の登録を行い、
その牛にアカバネ病の予防接種と耳標打ちをします。

予防接種と耳標打ちでは写真のように
家畜保健所の獣医、農協職員、県職員と7人くらい牛舎へ入ります。
牛は知らない人が大勢来ることはあまり好きではないようで嫌がる牛もいます。
耳標は放牧場を利用する牛の通し番号をつけて
個体識別するときに使います。

月に一度の共同作業

月に一度、利用している農家で集まります。
主な作業は入牧と下牧、あと妊娠鑑定です。

放牧場に新しく連れてきて放牧することを入牧、
放牧をやめて牛舎へ戻すことを下牧といいます。

放牧場には妊娠した牛を連れてくる場合がほとんどですので
前月には妊娠しているかわからなかったけれど
今月は妊娠鑑定が終わって陽性だった、というような牛が
毎月入牧してきます。
反対に、もうすぐ出産予定日になるという牛は下牧させます。

また、流産せずにいるか妊娠鑑定を行う場合があります。

 

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