牛と生きると決めました! 家族みんなで米沢牛を育てています。

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哺乳期

哺乳期

20150409授乳HP授乳

 

哺乳のやり方

哺乳は母乳の場合と代用乳の場合とあります。

母乳で育てる場合は
母牛と一緒に子牛を飼育し子牛が自由に飲みます。

代用乳は簡単に言うと粉ミルクのことです。
代用乳で育てる場合は
早期に母牛と子牛を離して人が決まった時間に飲ませます。

我が家では母牛と子牛を一緒にして
母乳で育てるようにしています。

母乳のメリットとデメリット

母乳で育てるメリットは
子牛が飲みたいと思ったときに自由に飲むことができるので
お腹が空くストレスを受けずに育ちます。
また、母牛と一緒にいることで安心感があるようです。
冬でも寄り添って寝ることができて、寒さをしのげるということもあります。

生産者の仕事面でも大きなメリットがあります。
代用乳をやる場合はミルクを作り与えるという作業が必要ですが
母乳だと母牛に任せることができます。

一方、デメリットは
子牛が飲んでいる量がはっきりわかりません。
母乳の出る量は母牛の個体差があるし、
子牛自身の飲む欲求も影響します。
代用乳で育てる子牛に比べると成長のゆるやかな子が多いと思います。

食欲の低下の発見も代用乳の場合より遅れがちです。
代用乳は人が与えるので、
飲むスピードが遅いときや飲み残しがあると体調不良がすぐわかりますが
母乳だと飲む量から判断できないので
子牛の顔つきや寝ている様子、排泄物の状態から体調判断することになります。

また母牛にとっても
授乳している間は子宮など繁殖器の回復が遅くなるので
次の妊娠に影響が出ます。

代用乳のメリットとデメリット

代用乳で育てるメリットは
子牛の成長を考えて開発されたもののため、
母乳で育てる子牛より大きくなる傾向があります。

人が与えるので体調の変化に気付きやすく、なつきやすいです。

母牛は子牛と離して数日は乳が張って痛むことがあるものの、
産後の回復が早くなるので次の妊娠が早くなる場合があります。

一方、デメリットは
ミルクを作って与えるという作業が増えます。
代用乳を購入する費用もかかります。

我が家が母乳の理由

まずは、作業を少なくできるから。
労力の軽減は助かります。

次に、母牛の頭数が多くないから。
我が家の母牛は多くても10頭までにしています。
この頭数だと出産が同時期でない限り、
代用乳を購入しても使い切れない可能性があります。

 

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