牛と生きると決めました! 家族みんなで米沢牛を育てています。

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たてご

たてご

普通のたてご HPたてご

牛を簡単に捕まえるために

牛は慎重で敏感な性格が多いです。
捕まえようと近づくと察して逃げてしまう場合がほとんど。

牛を捕まえたらすばやく縛ることができるように
頭と顔にかける専用のロープがあります。
そのロープのことを「たてご」と呼びます。

たてごは方言

たてごは全国で通用しません。
北海道では「もくし」と呼んでいました。
関西でも違う呼び方があるそうです。

たてごがどの地域で使われているかはっきりしませんが、
山形県内では通じると思います。
宮城県でも通じるところがありました。

おそらく「頭絡」というのが正式名称だと思います。
でも業界内で頭絡と言う人は少ない気がしますね。

たてごもいろいろ

我が家の多くはこの写真のたてごを使っています。

1本のロープを折って鼻かんにロープの輪の部分を使って固定し、
鼻筋に沿わせてロープを頭に持って行き、
目と角の間辺りで結び目を作ります。
その後ロープの端を両手で持って
角を囲むようにぐるっとまわしたら後ろで縛るというたてごです。

このたてごだと角の近くが締め付けられて牛がリラックスできないと言われます。
締め付けられないように適度な緩さがあるよう気を付けているものの、
「角の近くにロープがある」というだけで牛にはストレスだという人もいます。

このたてごは捕まえるときにロープが2本の部分をつかむと
牛をコントロールしやすいため簡単にです。
また他の牛の角が引っかかるなどの事故が起こりにくい形になっています。

でも、牛のストレスを考えて「ほほがけ」という形にすることもあります。
ほほがけについて詳しくはこちら。 >>ほほがけ

この他、子牛用のたてごもあります。 >>子牛用のたてご

たてごは切れることがあります

たてごが切れたHPたてご

牛が柱に顔をこすりつけたりするとたてごが切れることがあります。
鼻かんに垂れ下がった状態になるので、気付いたらすぐに新しいものに変えます。

 

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