本格的な肥育のエサ
12か月齢から出荷までの20か月間与えるエサ
米沢牛は定義にあるように32か月齢以上で出荷されます。
最も長い期間に食べるのがこの配合飼料です。
大麦、ふすま、大豆粕、とうもろこし、米ぬかがブレンドされていて、
我が家ではこのエサを「配合」と呼んでいます。
米沢牛のエサは特に指定がありません。
生産者それぞれがどのようなエサを使うか選んだり
飼料会社に特別に注文して作ってもらったりしています。
我が家で使っている配合は数戸の米沢牛生産者で特別注文しているエサが基本で
さらに米ぬかを足すなど自家用にブレンドして与えています。
麦の割合が多いのが特徴
配合の4割弱が麦になります。
麦は牛肉の味を良くするといわれるものの脂を固くもするそうです。
とうもろこしは体重を増やすこととやわらかい脂にするので
両方の割合を考えながら調節することが大切になります。
おいしさは味そのものだけでなく食感やにおいなど全ての五感から得られるそうです。
エサは牛肉のおいしさに影響する大切なところなので
一つの観点ではなくバランスを考えて与えられています。
新鮮な米ぬかを混ぜる
米ぬかは近くの米穀店から運んでもらい、我が家の牛舎で混ぜるようにしています。
時間が経つと酸化が進むのでできるだけ新鮮なものを与えたいと考えています。