ハウス作り

種もみの播かれた苗箱を並べて育苗するために
ビニールハウスを使います。

冬のハウスは鉄パイプのみにしています。
育苗が始まる前に補強し、ビニールを張って、中の地面を均します。
4月の雪が解け始めてすぐの仕事です。

2015年 5歳の娘がお手伝い

ハウスは補強が終わると側面のビニールを張ります。
写真ではまだ屋根のビニールが張られていません。
最初にカーテンやドアを取り付けます。

カーテンというのはハウスの温度調節のために開け閉めできるように
側面のビニールをくるくる巻き上げたり下したりできるようにしたものです。
写真のカーテンは上がっている状態。

カーテンは育苗中に何度も上げ下げするので
できるだけ歪まないように最初の取り付けが大切です。

側面ができあがったら屋根のビニールをかけます。
風が吹くとできません。
風のない間に行います。

屋根のビニールをかけた後、
風で飛ばないように押さえていきます。
この際我が家で重宝しているのが、
写真に右側の空に飛んでいるのもの。
何かわかりますか？

これはサンダルです。
サンダルにビニールを押さえるバンドを結びます。
もう片方のバンドの端を側面に結び付けたら
反対側の側面へ思いっきり投げてバンドを渡すのですが、
サンダルは適度な重さとビニールに当たっても破くことがないというわけで
我が家の伝統のやり方です。

…他の農家さんはどうしているのでしょうね？

ビニールで囲い終わったら地面を均します。
我が家ではプール育苗をしており、
地面に凹凸があると水が均等に張ることができません。
乾いてしまうと育苗に影響が出ます。

前年に水の溜まりやすかったところや溜まりにくかったところを思い出しながら
測量して平らにします。

測量して高いところはレイキで均し、
低いところは砂を足して、
そのあと平らにするために土管を転がします。

やってる方は必死だそうですが、
見ていると楽しそうです♪

そして、中にビニールを敷いて
水が溜まるように木を打ちつけてハウスの中に枠を作り、完成です！