田んぼへの想い
米沢牛を育てるには稲わらが不可欠
田んぼを作るということは主食の米を育てるということ。
何よりの喜びです。
牛を飼っているという視点で書き加えると
米沢牛を育てるには稲わらを食べさせることが大切です。
米沢牛に限らず、稲わらは肉質に良い影響を与えると言われています。
納豆を作るときに稲わらで包んで作っていたと聞いたことがありませんか？
それと同じ菌が牛肉をおいしくさせると言われています。
また充分乾いた稲わらを与えることが大事です。
稲わらを乾かさずに集める方法もありますが
今の我が家は乾燥させた稲わらを牛舎へ運び1年間使うようにしています。
秋は稲刈りだけでなく稲わらを干す作業や集めるタイミングも見ながら
天気を考えて多くの仕事を同時進行。
田んぼの仕事も牛を育てることにつながっていると考えているのが我が家です。
田んぼの広がる景観の豊かさ
大学の授業で「農業は土地の管理や景観の維持も含まれる」と学びました。
我が家の周りは里山と田んぼに囲まれています。
春は雪解けから土の茶色が現れ、田んぼに水が入るときらきらと光ります。
夏は田植え後の緑の草原が日に日に色濃くなり
秋は小金色のじゅうたんが広がって
冬は雪で真っ白に静まり返ります。
四季に合わせて移り変わっていく田んぼを見ると
和の心が情緒豊かになるように思います。
