本格的な肥育のエサを始める時期
12か月齢までの牛のエサは本格的な肥育のエサを始める前段階です。
牛にとって突然エサを変えることは体に負担をかけます。
特に肥育のエサはカロリーが非常に高いので管理に充分注意が必要です。
子牛市場で買ってきた牛は育ってきた牧場によってエサが違いますし環境も大きく変わります。
そこで最初はなるべく負担の少ないエサをしっかり食べられるようにして
それから徐々に本格的な肥育のエサへ変えていきます。
11か月齢の半ばになったら本格的な肥育のエサをパラパラ加えはじめ、
翌週に今までのエサと半々に、
12か月齢には完全に本格的なエサになります。
エサが変わってから注意すること
本格的な肥育のエサはビタミンがほぼありません。
ビタミンを与えすぎると霜降りの牛肉になりにくいと言われています。
けれどもビタミンは生きていく上でとても大切です。
体調不良になったり食欲の低下、失明する場合もあります。
そこで、食欲の低下や下痢気味になってきた場合など
体調の変化をよく見極めてビタミン剤を別に与えることが大切です。
とても重要なことなので、エサの考え方はさまざまです。
我が家は極力ビタミンのないエサですが
もう少しビタミンの入っているエサを与えているところもあります。