子牛市場
子牛の競売
我が家が行く子牛市場は
生後8か月齢から10か月齢頃までの子牛が競売にかけられる子牛市場です。
多くは生後9か月齢前後の子牛が売られています。
各地で行われている
我が家が多く参加している子牛市場は
栃木県の矢板子牛市場と地元の置賜子牛市場です。
子牛市場は多くあり、
米沢牛生産者でもどこの市場に行くかは人によってさまざま。
宮城県や岩手県、福島県、北海道などで買ってくる場合が多いようです。
子牛を育てている繁殖農家が多ければ多いほど開催する頻度なども違います。
矢板子牛市場は毎月2日間に渡って開かれますが、
置賜子牛市場は2か月ごと。12月にの初旬の次は3月下旬など冬は休みになります。
どの子牛市場に行くか
我が家が矢板子牛市場に行くのは
競売に出される子牛の数が多いのでより良い牛を選べるということと
矢板で買ってきた子牛が我が家の米沢牛の育て方に合っているようだということ、
長年矢板で買っているので、
以前立派な米沢牛になった牛を育てた繁殖農家がまた子牛を出すことがわかると
その子牛を買いたくなるなどの理由があります。
置賜子牛市場に行くのは
地元生まれの米沢牛を育てたいから。
そして、顔なじみの繁殖農家の仲間が育てた子牛を
米沢牛として育てることにやりがいを感じるからです。
競売の様子
置賜の子牛市場の様子です。
真ん中に子牛と牛をひく黄色の法被の人がいます。
この黄色の法被の人は子牛を育てた繁殖農家ではありません。
繁殖農家は直前まで自分の子牛を連れてきて引き渡し、
子牛の価格が決まる間は黄色の法被の人の後方や
価格の決まった子牛の出る方向に立ち、見守ります。
子牛をぐるっと囲むようにして並ぶ机に肥育農家たちは座ります。
この机にはボタンが付いていて
それを押すことで競売に参加できます。
自分の買いたい子牛が出てくるとボタンを押して
買いたい価格以上になれば押すのをやめます。
押し続けると競り落とすことができます。
大勢の人が持っているのは子牛市場の名簿です。
黄色の法被の人の後方上部には価格が表示されるデジタル掲示板があります。
子牛を家畜車へ乗せて運ぶ
肥育農家の牛舎へと運ばれます。