枝肉市場
牛の価格が決まる枝肉市場
我が家では全ての牛を枝肉市場に出しています。
枝肉市場の3日前に牛舎から牛が出発し、
枝肉になった状態で競売が値段が決まります。
ときどき、生きている牛を見て競売が行われると思っている人がいますが
米沢牛は枝肉市場が通常です。
枝肉市場以外だと相対売買といって特定のお肉屋さんや卸業者1つと直接交渉して売買する方法や
牛を育てているお肉屋さんが自分のお店で売る方法などがあります。
朝早くに格付けの決定
枝肉市場の日の早朝に格付けが決定します。
米沢牛は定義によって格付けで3等級以上でなければ認められません。
格付けが決まるとハンコが押されます。
「A5」というのがこの枝肉の格付けです。
ちなみにわかりにくいですが、
その上には「米沢牛」のハンコが押されています。
関係者は市場の始まる前に枝肉をチェック
牛を育てた生産者、
枝肉市場で競売に参加するお肉屋さんや卸業者さん(購買者といいます)、
その他農協の職員さんなど
関係者は事前に枝肉のチェックをします。
生産者は自分の育てた牛がどのような牛肉になっているか、
また他の生産者はどのような牛肉を出しているかを見ます。
購買者はどの枝肉を買うか判断するために見ます。
生産者にとって自分の牛肉を見るのはこれが最初で最後になることも多いです。
また枝肉市場は
生産者とお肉屋さんたち購買者が顔を合わせる貴重な場所です。
市場が始まり順番に価格が決定
枝肉市場が始まると大きな電光掲示板に枝肉の情報が掲示され、
価格が決まっていきます。