出荷
牛が屠畜場へ出発すること
牛が牛肉となるには牛舎から屠畜場へ連れて行き解体しなければなりません。
牛舎から牛を運ぶことを出荷といいます。
出荷は他の生産者と相談して日にちを決める
我が家の牛は全頭枝肉市場に出すことにしています。
枝肉市場では一度に出せる頭数が決まっており、
さらに組合や市町村単位で数が割り振られています。
我が家の場合、米沢市の米沢牛生産者で
JA山形おきたまの割り当てられているところから出品しています。
月に一度、出荷会議が行われ
翌月の枝肉市場の日程を見ながら話し合って決めます。
出荷は枝肉市場の約3日前
米沢市での枝肉市場はだいたい木曜日に行われることが多いです。
そして出荷は月曜の朝の場合がほとんど。
JAが手配した家畜運搬車が同じ日に出荷する生産者を回って
屠畜場まで運びます。
出荷の前は食べさせない
出荷の前にエサは与えません。
屠畜場までの搬送中におう吐などのトラブルが発生するのは避けたいですし、
解体時に未消化のものが出てくるのも避けられます。
牛の体はきれいに
牛の汚れはブラッシングして落としておきます。
車に乗った牛の様子
家畜車の中はもみ殻など敷かれおり
隣りの牛と絡まらないよう鼻先に綱を短くしばっておきます。