こんにちは。倫子(ともこ)です。
お父さんが油と酢を牛に飲ませると言って持って行きました。
ガスがたまりやすい牛がいるからです。
東京から帰ってきた稲馬はいろいろ悩んでいるようです。
東京の枝肉市場に出している他産地の生産者は
この辺りとはまったく違う次元の大規模化を進めている方がいます。
我が家は100頭くらいというと
地元の人は「そんなに?」と驚くのですが、
他産地の人だと5000頭やら1万頭やら飼っているところもあるのです。
そういう経営者たちと話していたら
自分も大きくしなければ生き残れないのかという気がしてくる、と稲馬は言います。
たしかにそうだと思うのですね。
私たちは経験が浅いですから
これから先どのように経営をしていくのか悩むところがたくさんあります。
牛のこと以上にここ数年で田んぼの面積が広がってきていることも気になっています。
米沢市の南原地区は農家の後継者が少なく、
稲作をやめていく人が年々います。
30代の担い手がいるというのは稲作だと2戸だけかもしれません。
稲作を引き継いでもらう家が限られている状態なので
我が家も近くの田んぼを作ってほしいという話があれば少しずつ引き受けています。
私が結婚した8年前と比べると倍ほどの面積になりました。
田んぼがあるということは稲わらをたくさん取れるので
牛に食べさせるには大変助かります。
でも正直に言って、ここは稲わらを取るのには不向きな土地です。
同じ米沢市内でも里山に近いここ南西部と北東部とでは
日照時間が違い稲わらの乾くスピードが全く異なります。
作業もひと手間もふた手間も増えることになり、
その間牛の世話は程々にしか行えないことになります。
できれば自給飼料をやりたい。
でも牛に手をかける時間が2か月近く満足に取れないのはどうなのか…
春から秋までは外の仕事が次々とあります。
12月から3月の間に来シーズンへ向けて話し合い、考えていくことが大切です。
…と、それよりも前に
牛舎が雑然としていることをどうにかしようよ!
入った瞬間、この光景だとやる気が激減します…。
もちろん、この後片付けました。