おはようございます。倫子(ともこ)です。
毎日いろいろなことがあって充実しています。
…と、こう書いたら
一日の終わりには達成感を持っている生活を送っているようですが、
実際はバタバタと追われているように過ぎています。
今週、稲刈りが始まる予定の田んぼ。
10日前くらいに撮ったので今はもっと黄金色になっています。
写真の真ん中あたりに稲馬がうつっているはずなのですが、
全然わからないですねー。
今年は久しぶりに畦の草刈りを私もしています。
出産前にやった以来かな?もう覚えていません。
畦の草刈りは斜面なのでかなりハード。
前にやったときには「辛いからやりたくない!」と嘆いていました。
今年はあの頃より体力もあるし、
刈り払い機も軽いものを使っているので
スムーズに働けています。
頑張り過ぎないことも大切だと思っているので連続でやるのは1時間くらいにしています。
ほぼ刈り払い機の燃料が切れるタイミングで
牛舎の仕事と組み合わせながらの仕事です。
牛の仕事は、
昨日は久しぶりに妊娠鑑定でプラスでした♪
気は強いけど、繁殖牛としてしっかり働いてくれる「れんげ」が妊娠。
先週は妊娠していると思っていた子が結局ダメだったので
れんげの妊娠はホッとしました。
この頃、エサ会社さんからたくさん勉強させてもらっています。
私が繁殖牛のエサをやるようになって1年半になりますが、
エサの相談をできる人がいませんでした。
私は女だからか、エサ会社の営業さんもお父さんや稲馬としか話をしないので
家に来ることがあってもエサについての新しい情報を聞く機会がなかったんです。
それが、この数か月で少しずつ変わっていて
「この家の繁殖は嫁がやっているんだな」と思ってもらえるようになったのか、
繁殖牛や子牛のエサについては私に話をしてもらえるようになってきました。
稲馬が「嫁がエサをやっている」と伝えてくれていることも大きいと思います。
農家あるあるだと思いますが、
どのようなものを使うかを決定しているのは経営者なのに
実際にそれを使っている人は違う場合があります。
例えば、エサの種類を決めているのは経営者で
実際にエサを与えているのはその奥さん、という場合です。
営業さんには実際使っている人と話す機会も作っていただけたらなぁと思います。
法人や経営者としか話さない主義の農家では難しいことだと思うけれど。
エサ会社の営業さんと話していて思うことは
うちが思っているよりも今の牛はたくさん食べられるんじゃないかということ。
牛の改良というと、
牛の仕事をしていない人にはピンと来ないかもしれませんが、
現在の和牛の多くは血統がはっきりしていて、
より大きくなりやすい遺伝子がある牛や、
霜降りになりやすい遺伝子がある牛など
和牛によっても牛肉となったときにどのような個性が出やすいのか考えられて
交配を決めていきます。
…このブログを小学生が勉強で使っていると聞いたので、
「交配」と言うと難しいのかな?
どのような子牛が生まれるか考えて妊娠させているということです。
このお父さん牛と、このお母さん牛の子は大きくなるだろう。
あのお父さん牛と、あのお母さん牛の子は霜降りの牛肉になりやすいだろう。
それなら、
このお父さん牛と、あのお母さん牛の子は大きくて霜降りの牛になるのではないかな?
と、こういうことを考えながら
産んでもらいたい子牛のイメージに合わせて妊娠できるようにしているんです。
和牛と言っても、
10年前と比べると変わっていることは多くあります。
人気の血統も変わるし、
牛肉に求められていることも変わっていると思います。
そういう新しい情報をどうやって得られるのか、
私はまだ勉強不足です。
なので、営業さんたちは本当にありがたい存在。
これから1か月半は、稲刈りとわら集めで話をする暇がないのですが
11月になったらまたいろいろ教えてもらおうっと♪
今月は子供の運動会があって、
それに合わせて数年前から放置してきた思い出のDVD作りをやってみたり、
経理の仕事が増えたので書類を片付けるべく部屋の机を入れ替えたり、
仕事以外の家のこともやっています。
あ。牛が鳴き始めました。
昨日から夜に離乳している子牛と親牛かな。
牛舎に行ってきます!